One-on-One
さてこうしていよいよチャットルームに入り込んだわけですが、効果的でかつためになるチャット(Text、Voiceともに)にするにはちょっとだけコツがあります。
- チャットルームに入ると、国別・話題別のいろいろなルームがあります。この辺はYahoo Japanのと同じですよね。いろいろブラウズしてみて、そこそこ「会話が成り立っている」部屋を選びます。というのは部屋によっては略語の無意味な連打合戦になっているところも多く、いわゆる会話が成り立ちません。ファイトルームと称する喧嘩専門のルームもあり彼らのストレス解消に役立っているようですが、会話としては成り立っていません。
- さて部屋に入ってみます。私もたまに暇つぶしに入ってみますが、通常この時点では何もしません。みんなの会話の中に入る気もないので、ただ何を話しているのか観ているだけです。
- こうしているだけでも大抵、誰かがOne-on-Oneの会話を求めてメッセージを送ってきます。この場合は別窓が開きますのでその人とだけの会話ボックスです。これは自分で適当な人にメッセージを送って申し込んでも良いのですが、気がひけるようならこうして待っていても誰かが申し込んできます。こうしてOne-on-Oneの会話に持ち込むのが英語チャットのコツだと思います。
- 仮に相手が略語だらけの簡易表現を多用しても余りつられずに、自分の言葉である程度の正しさのある英語で、まずtextのチャットを楽しみましょう。あいてもだんだんこちらのタイプにつられてきてきちんと書いてくるようになります。
- 内容にもよりますが、相手が教養あるnative speakerの場合には遅れずに対等に「まともな」チャットをするにはかなりのoutputの能力とタイプスピードが必要な事が分かると思います。そしてこれはとても良い訓練です。
- 相手がnon-nativeのこともおおく、この場合には立場逆転でグッと楽になります。英語を磨くために入室しているnon-nativeも多いようで向こうもやる気満々だったりして、こっちはトイレに行きたいのに我慢しながら続けるというようなこともありました。
- このようにtextのチャットだけでも良い訓練になりますが、もう一つvoice機能というのがありますよね。日本でも使えますが、海外版のルームではこれの使用頻度は日本より遙かに高く、one-on-oneでもvoiceにしないか?というオファーがよくあります。話したくてしょうがない時期にはもってこいです。音質もかなり良くなってきているので使えます。ただ顔も見えない初対面の人との会話ですから、中級者にはかなりタフだと思いますが、とても良い訓練になりますよ。
- 基本的にno identityの世界ですから、当然マナーの悪い人は結構います。いちいち目くじらを立てても仕方がないので気にせずにおくことです。ただ自分もマナーが悪くて良いというわけでは当然ありません。日本人はマナーも良いといわれるように気を付けたいものです。